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MY BLUEBERRY NIGHTS *マイ・ブルーベリー・ナイツ*
監督:ウォン・カーウァイ
CAST:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ
レイチェル・ワイ、ナタリー・ポートマン
<STORY>
ニューヨークのとあるカフェ。失恋したエリザベスは、この店のオーナー、ジェレミーが焼くブルーベリー・パイを食べ少しだけ心癒やされる。それでも、なかなか別れた恋人のことが忘れられない彼女は、当てのない旅に出る。カフェやナイトクラブでウエイトレスの仕事をしながらメンフィス、ラスベガスとアメリカを横断していくエリザベス。彼女はその先々で、それぞれに愛を求め愛に傷つく人々と出会い、彼らと束の間の時間を共有していく中で新たな自分を見いだしていく。
<感想> 評価 ★3
映画のポスター、DVDジャケットにも使われているこのキスシーンが最高にキュートで甘く切い
この映画の魅力はすべてはこのシーンにあると思います。
映画のあらすじは、失恋したエリザベスが傷ついた心を旅をしながらいろんな人たちと出会い、関わることで再生し、新しい自分を見つけていくと言うものだけど、私には旅先の出会いはどうでも良いほどにジュード・ロウ演じるカフェ店長:ジェレミーとの出会いと、互いが惹かれ合っていく毎日の会話が魅力的でした。
作品としては、結局、ウォン・カーウァイ監督の過去作品「恋する惑星」のハリウッド版みたいな印象だし、本業はシンガーのノラを主役にしている時点で映画としての魅力は半減しているワケです。これが2時間短編ドラマと言うのなら相当素晴らしい作品だと思いますが。
モチロン、ノラと関わるバイプレーヤーにナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズなどを起用して質を落とさないようにはしているけれど、映画としてのインパクトは弱い。
ウォン・カーウァイ監督を相手にスゴイ発言をしていると思いますがそれが感想です。
私はジュード・ロウをあまり好きじゃなかったのですが、この作品のカレは魅力的です。
画像のキスシーンは私の中でBEST10には入るシーンです。
ウォン・カーウァイ作品は過去、「花様年華」「2046」を観ています。色の使い方、長回しの風景と人物のショットが印象的な監督です。この作品もウォン・カーウァイ色です。
そして監督が初の英語で挑んだ作品だそうです。
ちょっと疲れた時にお薦めの1本です。
2006年/米
監督 :マイケル・マン
CAST:コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、コン・リー
ナオミ・ハリス、エリザベス・ロドリゲズ
<STORY>
豪邸や別荘が建ち並び、本物のセレブが集うマイアミの街。しかし、南米に近いマイアミは国際的犯罪組織にとって密輸の重大な中継地になっていた。マイアミ警察の特捜課(バイス)刑事、ソニーとリカルドは潜入捜査任務についていた。今回の新たな任務は、南米にある密輸組織の潜入捜査。大がかりな組織の潜入なので危険リスクが高かった。潜入捜査中、ボスの秘書:イザベラとソニーは恋に落ちてしまう。しかし、その許されぬ恋がソニーたちをさらなる危険に導いていく。
<感想> 評価 ★4
アメリカTVシリーズの映画化。予備知識ゼロで見ても十分楽しめる。
TVシリーズでは、ヒットチャートのR&Bがかかり、ナイトクラブシーンが良く出てきて(これぞアメリカ!)と憧れたそうだ。本作品も、そのイメージをベースに現代風にアレンジ。主題歌のジェイZ&リンキンパーク『NUMB/ENCORE』がカッコ良く、観たい気持ちを倍増させてくれた。
刑事ものの潜入捜査はベタな設定。麻薬、密輸、銃撃戦、金、女・・・どの素材も使い古されたものだがそれでも前半1/3を過ぎてからは物語に引き込まれていった。マイアミの青い海をパワーボートが疾走し、広大な空をプライベート・ジェットが飛び、道路を高級車で駆け抜ける。観てるだけでワクワクするような乗り物を乗りこなすコリン・ファレルがカッコいい♪ また、ファレルと恋に落ちる中国系のコン・リーはアジアン・クール・ビューティー。甘い恋愛映画になってしまわずにスタイリッシュな雰囲気を壊さなかったのは、仕事の出来る頭のいい強い女をコン・リーが演じきっていたからだろう。ソニーとリカのペアがウリのマイアミ・バイスも、この作品についてはジェイミー・フォックスの影が薄いのが残念。
ネタバレ
2002年/米
監督 :スティーブン・スピルバーグ
CAST:トム・クルーズ、コリン・ファレル、
サマンサ・モートン、マックス・フォン・シドー
<STORY>
2054年、ワシントンD.C.。
全ての殺人はプリコグと呼ばれる予知能力者3人により予知されており、ジョン・アンダートン率いる犯罪予防局によって犯行前に犯人は逮捕されるという完璧なシステムにより、犯罪は激減していた。
しかしある日、プリコグの思いも寄らぬ予知により、アンダートンが殺人者になると予知され、逃亡者になるハメに。
それは、36時間後に会ったこともない男を彼が殺害するという予知だった。
<感想> 評価★3.5
[マイノリティ・レポート](少数派の報告)この題名に惑わされてはイケナイ。内容は、マイノリティ・レポートにあんまり関係ない(!?)んだもん。
近未来ものらしく、垂直に走りまわる車、プリコグが予知した情報から犯人を割り出す時の指揮者を思わせる分析方法。そのあたりの設定はカッコイイし、「未来を予知されたって変えられる」って話に持っていくあたり、なかなか良かったんだけど・・・145分もの長時間映画で、最後まで引っ張って締めが「コレ!?」感は否めない。
若干の消化不良が残る映画になっちゃった印象あり!
また、司法省のウイットワー役のコリン・ファレル(2003年の一オチ俳優)が執拗にアンダートン(トム・C)を追う理由が薄いのでせっかくのカレの好演がもったいない気がした。
一応及第点は渡せる作品で、トム・クルーズ ファン、コリン・ファレル ファンは見るべし!
1996年/米
監督 :ジェリー・ザックス
CAST:レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ
ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ
<STORY>
ベッシー(ダイアン・キートン)は、寝たきりの父マーヴィンと、腰の弱いおばルースと共に暮らしていた。
ある日ベッシーは、医者の検査により白血病であることがわかる。
ベッシーは、骨髄移植のドナーになってもらおうと、音信不通であった妹のリー(メリー・ストリープ)に連絡する。
リーは、若いころにベッシーや家族を残して、家を出てしまっていたのだった。
リーには不良息子ハンク(レオ)がいて、家に放火した事で施設に入れられていた。
リーはハンクとその弟チャーリーをつれて、ベッシーのところまで行く。
最初は誰にも心を開かないハンクだったが、次第にベッシーの心を開いていく。
<感想> 評価 ★3.5
若きディカプリオのヒューマン作品。
かなりの感動作品で、家族と見れる。
今や、押しも押されぬ大俳優ばかりが競演してる作品で、その中にいてもなお、レオの演技は光っている。
彼がただものでないことが伺える映画。
2005年/米
監督 :レニー・ハーリン
CAST:クリスチャン・スレーター、LL・クール・J、
ジョニー・リー・ミラー、キャスリン・モス、
ヴァル・キルマー、パトリシア・ヴェラスケス、
クリフトン・コリンズ・Jr 、アイオン・ベイリー、
ウィル・ケンプ
<STORY>
FBI分析官(プロファイラー)候補生7人はノースカロライナ沖の無人島にある特殊訓練施設で、連続殺人犯をプロファイリングし、その正体を暴く最終実施試験を受けるため、オブザーバーとして送り込まれたフィラデルフィア市警殺人課のゲイブと共に8人で上陸する。ところが翌朝、仲間の一人が何者かによって無惨に殺されてしまう。しかも犯人はさらなる殺人を予告していた。動揺する訓練生たちは、生き延びるため、協力して犯人の割り出しにあたるのだったが…。
<感想> 評価 ★3.5
読み解く(プロファイル)のが先か、ハメられるのが先かこのキャッチコピーと、STORYに惹かれてレンタル。B級作品だろうと軽く鑑賞したおかげで予想に反して楽しめた。
外部から隔離された無人島と言う設定なので、殺人者が仲間の中にいると考えられ、(誰?)と疑心暗鬼になる心理戦を加えた猟奇殺人事件もの。猟奇殺人事件ものが好きな人はそれなりに楽しめる作品です。
ネタバレ
2002年/米
監督 :フランク・ダラボン
CAST:ジム・キャリー、アーティン・ランドー、
ローリー・ホールデン、
ディビット・オグデン・スティアーズ
<STORY>
舞台は1950年代のアメリカ。
当時アメリカでは共産党を排除しようとしており、共産主義を推進するような内容の映画は禁止されていた。脚本家のピートにも疑いの目が向けられ、彼の映画は棚上げ状態になる。落ち込む彼は酒を飲んで車で帰宅中、事故を起こして川に転落。浜に打ち上げられて目が覚めた彼は、一切の記憶を失っていた。老人に助けられ町に連れて来られた彼を見て、人々は彼こそ戦争に行ったきり行方不明になっている青年ルークだと騒ぎ出すのだった。突然帰還した若者に、町の皆が希望を抱いていく姿と、その顛末を描いた作品。
<感想> 評価 ★3.5
感動系作品監督で知られるフランク・ダラボンの新作。("ショーシャンクの空に","グリーン・マイル"などの監督)
この映画は大きく分けて2部に分かれる気がします。
映画前半。記憶喪失のまま流れ着いた街は戦争影響で暗いが、街の住人は"ルーク"だと言い歓迎してくれることにより活気を取り戻しはじめ、ルークに違和感を持っていた男も、
父親と共に映画館「マジェスティック」を再建すると言う話しを中心に進んでいく。
なんとなく「ニュー・シネマ・パラダイス」を思い出すような展開。"映画ってホントに素敵だな"と思わせてくれる。
後半部分は、「共産主義」を中心とした法廷劇になっていく。
ん〜@これはどうなんでしょうか?
どちらかに絞ってもよかったんじゃないかなぁという感じが否めないが・・・。
法廷劇の部分は「アメリカですね、はい」っと言う感じ。
かと言ってこの映画を私は嫌いではない。娯楽映画/感動作品の映画として作るのであれば
共産主義の部分は抜いて欲しかったし、
アメリカ国民はどうあるべきかっと言う観点で映画を社会派的に作るのであれば、この形は避けて欲しかったかなぁ〜っと言う感じ。
映画の半分までは本当によかったです♪
ありきたりでも映画が好きな人間には感動的な作品(前半は)
2002年/米
監督 :ポール・トーマス・アンダーソン
CAST:ジェイソン・ロバーズ、トム・クルーズ、ジュリアン・ムーア、
フィリップ・シーモア・ホフマン、
フィリップ・ベッカー・ホール、
メローラ・ウォルターズ、ジョン・C・ライリー、
ジェイミー・ブラックマン、ウィリアム・H・メイル
<STORY>
死の床につく大物プロデューサー、その若い妻、彼の看護人。長年音信不通の息子。
長寿クイズ番組の司会者と家族。その番組に出演中の天才少年と少年の父親。
昔番組に出演していた冴えない元天才少年。町をパトロールする警官…。
サンフェルナンド・バレー辺りでこの12人の男女は忘れがたい強烈な1日を送り、その終わりに見たこともない事件に遭遇する。
<感想> 評価 ★3
「ん・・・・・・・」これが率直な感想。
3時間に及ぶ長時間映画の上、前評判が高かったので、期待しすぎたのが悪かったのかも知れない。見終わって時間が経った今となれば良く出来た映画だなとは思うのだけれど。人は一見お互い無関係であると考えて暮らしているが、見えない糸みたいなもので繋がってて、なんかの瞬間にそれがわかり、「運命」を感じることは現実社会にもあると思う。それを題材にしてる視点はかなりいいのだが、結局何が言いたいのか、私には理解できないところが多く、(だから?)と思ってしまった。
この映画の監督・脚本は、ポール・T・アンダーソンで「ブギー・ナイツ」で有名な監督。29歳の作品と言うところがこれからを期待させる作品。
ネタバレ
2004年/米
監督 :ブラッド・アンダーソン
CAST:クリスチャン・ベール、ジェニファー・ジェイソン・リー、
アイタナ・サンチェス=ギヨン
<STORY>
機械工のトレヴァーは、極度の不眠症で1年間ほとんど眠れずにいた。ある日、トレヴァーは新入りの溶接工、アイバンに気を取られ、仲間の腕を機械に巻き込む大事故を起こしてしまう。しかし、上司や同僚はアイバンという男は存在しないと言う、どういうことなのか?トレヴァーは不信感を抱く。同じ頃、トレヴァーの自宅の冷蔵庫には、身に覚えのない不気味な首吊りゲームの絵が張られていた。誰かが自分を陥れようとしている、そう信じたトレヴァーは、ますます精神を蝕まれていく。
<感想> 評価 ★3
サンダンス映画祭・ベルリン国際映画祭で絶賛されたと言う作品。
ポイントは2つ。ナゼ、トレヴァーが眠れないのか?そして奇妙なことがナゼ起こるのか?随所に散りばめられた不思議な暗号がラストでひとつにつながり明かされるのでストレスは溜まらない。
また、筋骨隆々だったクリスチャン・ベールが命を削ってまで激痩せして望んだと言う映像は見る価値がある。本当に無惨な痩せ具合である。
ただ、クリスチャン・ベールの激痩せ映像が衝撃的な割りにはstoryに刺激がなかった。冒頭にクライマックスを持ってくる手法や謎を自分自身が解いていくパターンはありきたり。しかもラストを見れば散々ひっぱったのにこの方向へ行くのか。じゃ、これはサイコホラーじゃないよな?と言う感じ。
監督は「セッション9」のブラッド・アンダーソン。青い雰囲気の映像に陰湿な空気感を出すのは上手い。
2006年/フィンランド
監督 :アキ・カウリスマキ
CAST:ヤンネ・フィーティアイネン、マリア・ヤルヴェンヘルミ、
マリカ・ヘイスカネン
<STORY>
警備員のコイスティネンは口数も少なく、友人もいない孤独な男だった。仕事が終わっても一人で飲み、たまにソーセージスタンドのアイラに自分の事を一方的に話すだけ。
ある日、カフェで一人でいる彼に美女のミルヤが話しかけてきた。ほとんど会話はないものの、ミルヤの存在で素っ気ないコイスティネンの生活に色づき始める。ミルヤとデートするようになるコイスティネン。しかし、ミルヤは強盗グループのボスの女で、宝石店を強盗に入る目的で警備員の彼に近づいたのだった。
<感想> 評価 ★2.5
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督作品。「浮き雲」「過去のない男」に続く最終章が本作。これをアキ・カウリスマキ監督<敗者三部作>と言うらしい。
私はこれがカウリスマキ監督作品初見。
とにかく静かな映画で、ほとんど会話がなく大きな事件もなく、ただひたすら主人公:コイスティネンが、人に好かれず、孤独。プライドがあり、上昇志向があるのに空回りばかりで見ていて可哀想過ぎてしんどかった。私は苦手な作品でした。
2004年/米
監督 :リドリー・スコット
CAST:ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、
アリン・ローマン、ブルース・アルトマン
<STORY>
病的に潔癖症の詐欺師ロイとその相棒のフランクは騙しのアーティストとして仕事に取り組む毎日。仕事に没頭する時、ロイはなぜか潔癖症を忘れ、本来の自分を取り戻し、その成果は上々だ。やがてロイとフランクは大金をせしめる大計画を始動した。カモは傲慢でウスノロな金持ち。コトをうまく運ぶにはもう一人の協力が必要だった。ひょんなことから再会したロイの娘アンジェラが2人の計画に協力することになる。しかし運命の女神は甘くない。完璧なシナリオの本領はここから加速度的に発揮されていく。
<感想> 評価 ★3.5
この映画は、先入観なく「まっさら」な状態で観る事をお薦めする。
詐欺のテクニックを楽しみ、ニコラスの神経症を上手く表した演技に笑い、どこまでがほんと?とどんでん返しを楽しむ映画。ニコラスならではの映画だとも言えると思う。この映画、感想を語るとネタバレになる。
ネタバレ
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