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1976年/米
監督:マーティン・スコセッシ
CAST:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード
ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル
<STORY>
ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。
<感想> 評価 ★3
ロバート・デ・ニーロの代表作は?と言うと必ず出てくるのが「ゴット・ファーザ−」と本作。内に秘めたる狂気を抱えたサイコキラーをロバート・デ・ニーロが熱演しています。
ぶっちゃけ私がハマる作品ではなかったのだけど、ロバート・デ・ニーロファンなら押さえておきたい1作だと思うし、男性は共感できる人が多いんじゃないかと思います。
全編を通じて、トラビスの孤独感や苛立ち、ヒリヒリするほどの枯渇感が伝わる作品でした。
2010年/米
監督:ライアン・マーフィー
CAST:ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、
ジェームズ・フランコ、ビリー・クラダップ
リチャード・ジャンキンス
<STORY>
NYで作家・ジャーナリストとして活躍するリズ。夫・スティーブンとは結婚8年目、新居も購入し、何不自由ない生活を送っているうようだったが、夫とも心が通わない日々であることがきっかけになりリズは離婚を決意。家を出た彼女は、若い俳優・デイヴィッドと知り合うが上手くいかない。リズは自分を解き放つため、イタリア、インド、バリをめぐる1年間の旅に出ることを決意する。
<感想> 評価 ★3.8
久々に映画館で映画を見ました。
こな美さんと映画なんて何年ぶりやろ?たぶん軽く8年は経過してる。
こな美さんと見るなら、やはりこな美さんの心に”何かしらん”の引っかかりを残せる作品を選びたいと思い、前評判がよくないのは承知の上でジュリア・ロバーツ主演の本作を選びました。
うん、私は2時間半楽しみました。
映画館にいながらイタリアとインドに旅行し、バリ旅行を思い出しました。
この作品は男性には理解できない内容かな。それに若いオンナの子にもわからないと思います。ジュリア・ロバーツと同世代の30〜40代がターゲットですね。
この映画には原作があります。映画と同タイトルのエリザベス・ギルバート氏の回想録だそうです。
イタリアで食べ、インドで祈り、バリで恋をするんで(笑)内容が盛りだくさんなため、リズがすべてを停止させ、大切なものを捨て、1年間の旅に出るまでの「きっかけ部分」がかなり端折られています。リズに感情移入して映画を楽しむにはこの導入部分が大切なんでしょうが、端折られてるため「わがままオンナの話」なんて思われてしまうんですよね。もちろん、リズは成功を経験した勝ち組の女性ではあるのだけど、どんな環境にいても自分の人生に納得して進みたいと言う思いで迷ったり、悩んだりはしているもんなんですよ、女性って。リズもその部分で自分を見失いかけて1年間の旅行に出るワケです。
自分を解放させてイタリア人の「人生を楽しむ」と言う感覚を味わい、身振り手振りで自己表現し、自分を「無」にすることができず、祈ることに悩みながら結論を出し、新しい出発のために占い師を頼ってバリで生活をするリズ。彼女の出す結論は迷って悩んで出したものだから失敗したってきっと納得がいくんだろうなー。
アメリカ人には珍しく?(勝手な思い込み?)「調和」を大切にして生きてきたリズが恋によって崩れていくものに恐怖を感じて逃げだそうとするとき、占い師のクトゥは言います。
「顔だけじゃなく肝臓でも笑っているか?恋で乱される調和も調和のひとつだよ」的なこと、こな美さんに捧げます。
世間的評判は良くない映画だったけど、こな美さんにこれをチョイスしたのは当たりだったんじゃないかな?(^o^)
2009年/アメリカ
監督:ニール・ブロムカンプ
制作:ピーター・ジャクソン
CAST:シャルト・コプリー,デヴィッド・ジェームズ,
ジェイソン・コープ,ヴァネッサ・ハイウッド
第82回アカデミー賞4部門(作品賞、脚色賞、視覚効果賞、編集賞)にノミネート
<STORY>
1982年、南アフリカ・ヨハネスブルグの上空に巨大宇宙船が現れる。しかし、宇宙船は止まったままで動きを見せなかった。数ヶ月後、人間が突入したところ、船内では多数の宇宙人が飢餓状態に陥っていた。母星に帰ることも出来なくなっているらしい宇宙人達は難民として扱われ、宇宙船真下の居住区“第9地区”に収容される。それから28年後、“エビ”に似た宇宙人達の数は増加を続け、住人からは厄介者として扱われ、第9地区はすっかりスラムと化していた。住人と宇宙人とのトラブルを忌避した政府は宇宙人達を郊外に移送する計画を立てる。移送業務を請け負った超国家機関MNUの責任者・ヴィカスは兵士達と共に第9地区に赴き、宇宙人達に立ち退きを通告していくが…。
<感想> 評価 ★3.5
低予算作品で有名俳優の出演ゼロと言うし、エイリアンものと言う情報からすっかりB級作品かなと思っていたのですが、なかなか面白かったです。しかも見終わって時間が経てば経つほど深みを感じる・・・。底力のある作品でした。
「エイリアンもの」と言うだけで、「プレデター」のように命の危険にさらされ、エイリアンと戦うと言う設定か「E.T」みたく異星人と心を通わせるハートフルものが多いけど、本作はエイリアンを行き場(帰る場所)のない難民の位置とし、人間はエイリアンと共存を拒み一部のエリア(第9地区)に押し込めて管理監視する設定から始まります。つまり、エイリアンを弱者として位置づけて、一部の地域に押し込める設定は南アのアパルトヘイトを彷彿とさせる設定。しかもニール・ブロムカンプ監督は南アのヨハネスブルグ出身だそうです。
低予算作品と言う割にSFX部分などは見応えあります。ま、ツッコミどころが満載だし、主役のヴィカスを襲うアクシデントも想像できる範囲であるにも関わらず、私はおもしろかったです。誰でも楽しめる作品ではないし、グロいシーンも多いのだけど底力を感じられたことで満足しました。
2008年/米
監督:ポール・W・S・アンダーソン
CAST:ジェイソン・ステイサム、タイリース・ギブソン
イアン・アクシェーン、ナタリー・マルチネス
ジョアン・アレン
<STORY>
アメリカ経済が低迷し犯罪発生率が大幅に増えたことから民間企業が刑務所を運営するようになった近未来。主に凶悪な犯罪者を収容するターミナル・アイランドでは「デス・レース」という過激なレースを催し全世界に中継して人気を博していた。その刑務所に元レーサーのエイムズが妻殺しの無実の罪を着せられ収監されてしまう・・・
<感想> 評価 ★3
ナゼだかジェイソン・ステイサムが好き。なのでカレの作品をつい観てしまいます。
作品中、ジェイソン・ステイサムの素晴らしい肉体美が出てきます。
ホレボレしてしまいます。
本作品はリメイク。オリジナルは『デス・レース2000年』だそうです。
アタマをカラッポにして楽しむ作品です。
多少グロいシーンはありますが私としてはこの程度はありです。
storyを簡単に言うと囚人同士の「死」をかけたマリオカートです。だってね、路上に3つのブロックがあるんです。剣マークのブロックを踏めば武器が、盾マークを踏めば防御アイテムが、ドクロマークを踏めばそのまま直に死ぬと言うシステムはまさにマリオカートなのに、命がけと言うもんです。
先が読めるし、ラストもおきまりと言えばおきまりですがそれ故に痛快です。
カーアクションやジェイソン・ステイサムが好きならお薦めです。
※ 映画の感想のみblogは「Chinemaの箱 nagi style」へどうぞ。
2007年/メキシコ
監督:ガエル・ガルシア・ベルナル
CAST:ガエル・ガルシア・ベルナル、カミラ・ソディ、
ルス・シプリオタ、テノッチ・ウエルタ
<STORY>
ある夏の午後、メキシコの有名なエコノミストの息子であるクリストバルは、妹エリサと共に彼らの別荘に互いの友人を招いてパーティーを開いた。クリストバルは友人が連れて来た美しいアルゼンチン人のドロレスにひと目惚れする。パーティーは盛り上がりを見せ、ドロレスとの関係も進展していく一方で、クリストバルと庭師アダンの確執が露わになる。彼らは小さい頃を共にした幼馴染なのだが、今では雇い主と庭師の関係となり、アダンはパーティーに入りたくてもクリストバルはそれを許さなかった。そしてパーティーで予期せぬ事態が起こる。
<感想> 評価 ★3
ご贔屓のラテン俳優、ガエル・ガルシア・ベルナルの初監督・主演作品と言うことで、どれだけ評価が低くても見てしまうのはファンの性。
見終わって、メキシコが抱える貧富の差、学歴社会・・・と若者の置かれている状況はわかったけれど、されとてそれでガエル監督の本当に言いたかったことが伝わった?と聴かれれば「うん」とは言い難く、結局、ガエルありき!の映画です。
つまりは、ガエル・ガルシア・ベルナルが好きじゃないと見れません(きっぱり)
ガエルくんはハリウッドでも評価が高く、多くの監督から出演オファーされても故郷メキシコに居住しメキシコをベースに活動し続けている人です。そのカレが生活するメキシコの中で伝えたかったメキシコの一面なのでしょう。
1991年/仏
監督:ジャン=ピエール・ジュネス
CAST:ドミニク・ピノン、マリー=ロール・ドゥーニャ
ジャン=クロード・ドレフュス
<STORY>
核戦争から15年、生き残った人々が食料をあさる荒廃したパリの郊外に「デリカテッセン」と言う名の肉屋兼、アパートがあった。その店の主人は求人募集をしては、働きに来た人を肉にして売っていた。また、デリカテッセンの住人はそれを知りながら肉を買い、食べて暮らしているのであった。そんなある日、求人募集を見てルイゾンがやってきた。主人の娘で心優しいジュリーは一目見て気のいいルイゾンに好意を寄せる。彼女は犠牲者が増えるのが堪まらず、反体制の菜食主義者たる“地底人"たちと手を結んで秘かにルイゾン救出作戦に乗り出す。
<感想> 評価 ★3
基礎知識なしで見始めたので最初は(ホラー?)と思わせる雰囲気もありましたがホラーではありません。また、人肉を食べると言う恐ろしい話でありながら残酷なシーンはほとんどありません。
映像は全体的に暗めで制作されています。たぶん数ヶ月前までのブラウン管TVだったら細かい描写がほとんど見えなかったじゃないかと思うほどの暗さです。しかし、このダークな映像がこの映画の雰囲気を保つのに大切だったのだと思います。
むしろこの映画は映像よりも「音」にとてもこだわっており、私はそこにセンスを感じました。ベットのきしむ音のような雑音を、ミシンをかける雑音と重ねていき、深みを持たせたあとに、チェロの音色を重ねて1つの楽曲として聴かせます。
また、”人を殺して食べる”と言う恐ろしい話がベースなのにドミニク・ピノン演じるルイゾンの優しさが映画の雰囲気を温かくし、気持ちが和むことさえありました。
一癖も二癖もある独特な世界観を持つ作品です。
私は嫌いじゃないですが、観なくても良かったかな?とも思いましたが気に入る人はきっと気に入る作品じゃないかと思います。
2002年/米
監督 :ジョエル・シューマカー
CAST:コリン・ファレル、マシュー・ディヴィス、
クリフトン・コリンズ.Jr、トーマス・グイリー
<STORY>
1971年、激化するベトナム戦争のために次々と若者が戦地に送り込まれ命を散らしていた頃、ルイジアナ州ポーク基地に戦争に反抗する二等兵がいた。彼の名はボズ。常に人生の責任から逃げてきたボズは、軍隊からも逃げ出したくてたまらない。彼のさまざまな抗議行動は戦争と軍隊の欺まんをさらけだしていくが、同時に隊の若者たちに動揺を与える。潰されかけていく者を、軍規の抜け道を使って次々と除隊させていくボズ。しかし、ボズの努力にもかかわらず、彼らは“タイガーランド”へ送られていく。そこは、ジャングルでの戦闘シュミレーションのために軍が作り上げたベトナム、最後の試練の場所だった。そこでボズは、自分でも予想もできなかった行動に走ることになる。
<感想> 評価 ★3.5
反戦色濃い作品。
ベトナム戦争が背景の映画と言えば、「地獄の黙示録」「プラトーン」などがあるが、この映画は全く違う視点から戦争を描いた作品。
「国の為に命を落とすなんてバカらしい」「人が人を殺すコトの何が正当なんだ」と≪戦争≫そのものに反対を示し、がむしゃらに生きることに執着するボズ。
主役のコリン・ファレル、彼はどの映画を観ても釘付けにされるが、本作品では内面にフクザツな矛盾を抱えている青年を見事に演じており、彼の存在だけで映画に十分引きつけられるものがある。
1997年/米
監督 :ジェームズ・キャメロン
CAST:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、
ビリー・ゼーン、キャッシー・ベイツ、
ビクター・ガーバー
1997年 アカデミー賞 作品賞、監督賞受賞
1997年 ゴールデングローブ賞 作品賞、監督賞受賞
<STORY>
1912年4月、豪華客船タイタニックが処女航海に出帆した。
上流階級の船客ローズは政略結婚を苦に自殺を図るが青年ジャックに救われる・・・。
歴史的大惨事を最新SFXと人間ドラマ、そして20世紀最悪の船舶事故の中で知り合った若い二人の、短くも激しく燃えた恋を描いた名作。
<感想> 評価 ★5
誰がなんと言っても私は大好き♪
結婚に出産・・・。映画から離れていた私を映画の世界へカムバックさせてくれた作品です。映画好きの中では映像に問題があるとか(デジタル処理されているのでおかしな点が多いナド)実話で悲劇の大事故を悲恋物語するなど許せないナド・・・いろいろ言われていますが、私は映画作品として「タイタニック」を観たし、主人公のローズの女としての生き方が好きです。映画音楽も素晴らしく、レオこの作品前後3作品が1番美しい時だと思います。映画史に残る名シーンもあるし、ラブロマンスものとして素晴らしい作品でした。
2007年/米
監督 :レン・ワイズマン
CAST:ブルース・ウィルス、ジャスティン・ロング、
ティモシー・オリファント、マギー・Q、
クリフ・カーティス
<STORY>
独立記念日で沸く全米。娘に毛嫌いされているマクレーン刑事は今日も娘の男関係の心配をしていた。そんな時、警察本部からコンピューターハッカーの青年:ファレルをFBI事務所まで連れて来いと指令がくる。毒づきながらファレル宅へ着くなりファレルの命が狙われる。実はファレル以外にも最近コンピューターハッカーが次々と暗殺されていた。時を同じくしてFBIをはじめとするアメリカ主要機関のコンピューターに異常が発生。サイバーテロ一味の工作によって首都ワシントンの機能が麻痺。マクレーン刑事は、ハッカーの青年と共に事態の収拾のために奔走することになってしまう。
<感想> 評価 ★4
久々に超大作娯楽映画を楽しみました。約2時間の中で次から次へとド派手なアクションが繰り広げられる。
トンネル内でのカーアクション、戦闘機から飛び降りたりの大迫力!これだけド派手な映像とアクションならスクリーンで観たかったと思ったほど。
StoryはUSAの安全がサイバーテロ一味の仕業で危機に陥ると言うものなのに、ぜんぜん危機感なしで見れる(笑) だって最強のおっちゃん、ジョン・マクレーンは絶対にUSAを救ってくれるもん!(笑)
「ダイ・ハード」から20年。ブルース・ウィリスもすっかりおぢちゃんだが「ダイ・ハード」シリーズでお約束の「「マクレーン刑事のぼやき」や「皮肉たっぷりのジョーク」は健在。
サイバーテロなんて全くわからないアナログおじさんの度胸が野性的でほのぼのとしちゃうんだよなぁ。
職場もPCでデータ管理されてるし、今や生活の中で切り離せない存在。ハッカーの存在って実は本当に恐怖だと思う。
あと、B・ウィリス以外の配役も割と良く、ハッカー青年:ジャスティン・ロングくんも映画の終盤からどんどんカッコ良くなってくるし、娘のキャラクターもよかった。FBIのボウマン役のクリフ・カーティスはニュージーランドのオマリ族の俳優で印象に残りました。
この映画、いい評判を聞かないけれど、私は単純に楽しかったです。
1998年/米
監督 :アンドリュー・ディヴィス
CAST:マイケル・ダグラス、ヴィネス・パウトロウ、
ヴィゴ・モーテンセン
<STORY>
莫大な財産を持つ実業家スティーブンと、数か国語を操り米国大使館で働く才媛な妻エミリーは、ニューヨークの高級アパートメントで何不自由ない暮らしを送っていた。だが、夫が理解できず夫を愛せなくなったエミリーは、無名の画家 デイビッドと愛し合うようになっていたのだ。しかし、スティーブンは妻の不倫を知りながら、気付かぬふりをしていた。それは妻の愛人を使っての恐ろしい計画を実行するためだった。
<感想> 評価 ★3.5
この映画はヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ」をリメイクした作品。私は「ダイヤルMを廻せ」を見ていないので比べるコトはできないが、ジャンルは「サスペンス」だが驚かされたり意外な展開はない(犯人が最初からわかってるからかな)。
「ダイヤルM」の題名とも反して電話を巧みに使用したトリックよりもむしろ、M・ダグラス演じるスティーブンの切り返しの速さと巧みな言い訳がメインになっている。また、L.O.Rのアラゴルン役ですっかり有名になったヴィゴ・モーテンセンがジゴロを演じている。ヴィゴは色気がありベッドシーンもあり。しかも映画の中で画家を演じているのだが映画の中の絵画はヴィゴの作品らしい。ヴィゴファンは見る価値あるかも・・・。