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2008年/米
監督:ダーネル・マーティン
CAST:ジェフリー・ライト、エイドリアン・ブロディ、ビヨンセ・ノウルズ
モス・デフ
<STORY>
1941年、シカゴ。レイは、廃品業者を辞め、客に酒をだしながら、毎晩ライブを聞かせるクラブを経営しはじめる。一方、農村でくらしていたマディは自分にある歌う才能に気づき、歌手を目指しシカゴへやってくる。ある日マコンバのライブに、ギタリストのマディとハーモニカのリトルが飛び入りし騒ぎになる。一度はクラブを追い出したレイだったが、彼らの才能に惚れ、レコーディングの話を持ち掛ける。そうして収録した曲が大ヒット。それを期にレイはスタジオを構え、ブルース・レーベル"チェス・レコード"を立ち上げる。
<感想> 評価 ★3
音楽でアメリカを変えた人々の物語と言う副題がついています。
この映画に出てくる未完のミュージシャン、マディ・ウォーターズやチャック・ベリーはブルースに詳しくない私でも聞いたことがあるほどの有名人です。その彼らをこの世に売り出したのはレイであり、チェス・レコードだったんですね。
映画ではレイとマディを中心にブルースベースの音楽が満載です。この時代のアメリカの音楽を題材にした作品を見ると、必ず白人と黒人とが共存していなかったところから、白人が彼らの音楽に魅せられている部分を描いています。この作品も大ヒットしたのは白人が彼らのブルースに魅せられたから。貧しい農村の青年が富と名声を手に入れ成功を納めたり、麻薬等に手を出して転落していったりします。
アメリカの時代と音楽を味わえる作品です。
THE TIME TRAVELER'S WIFE *きみがぼくを見つけた日*
2009年/米
監督:ロベルト・シュヴェンケ
CAST:レイチェル・マクアダムス、エリック・バナ
<STORY>
幼い日、愛する母が運転する車で事故に遭う寸前にヘンリーは突然時空の彼方へ姿を消す。以来、過去と未来を瞬時に行き交うタイムトラベラーとなるが、その行き先は彼自身にもわからなかった。誰にも信じてもらえない秘密を抱え孤独な旅を続けるヘンリーだったが、過去に降り立ったある日、6歳の少女クレアと出会う。未来からやって来たというヘンリーの言葉を信じる彼女こそ、いつか巡りあう運命の恋人だった。
<感想> 評価 ★3
タイムトラベルをベースにしたラブロマンスです。
ハッキリ言って、プロットは目新しいものじゃありません。
過去にも似たような作品(「バタフライ・エフェクト」「ジャケット」)がありました。
本作は、上記2作よりもミステリー性が薄くてラブストーリーに重きを置いています。
そのため、私には刺激が薄すぎて、眠気が襲うことも。
だいたい、全体的に内容が全部が中途半端。
タイムトラベルと言う不思議な現象について、深く追求しないで進む展開。だからミステリー性がゼロ。作品中に何度もいろんな時空間へトリップんだけど、スッと消えて突然違う時代に全裸で降り立つワケ。で、その過去で現在を変えるために過去を変えるのか?と言えば何もしない。ただ、単純にスッとまた現在に戻ると言う単純な表現の繰り返し。
それなら、愛するクレアと暮らすためにタイムトラベルを治す治療するのか?と言うと、遺伝子を研究している博士を訪ねるクセに、結局答えもなに出ず、無意味なシーンになっちゃってる。んじゃ、原題のように、タイムトラベルする夫を愛する妻の苦悩を全面に描く感動ストーリーなの?と言えば深い心理描写もなくて感情移入もできない。
結局全部が中途半端でアイディア倒れの印象。
どれかに重きを置いてプロットを作ればきっと数段おもしろい作品になったんじゃないかと。
タイムトラベルするヘンリーが死んだ理由も良くわからないし、何度も流産をしていたクレアがナゼあのときだけ流産せずに出産まで出来たのかもわからない。
あとで考えたら疑問もいっぱいの惜しい作品でした。
MADE OF HONDER *近距離恋愛*
2008年/米
監督:ポール・ウェイランド
CAST:パトリック・デンプシー、ミシェル・モナハン、ケヴイン・マクドナルド
<STORY>
恋愛ゲームを楽しむトム。恋も生き方も堅実な努力家のハンナ。正反対の二人は、大学時代に偶然知り合って以来、もう10年来の親友同士。そんなある日、学芸員のハンナがスコットランドに長期出張する。彼女の不在で、やっとハンナが特別な人だと気がつくトム。だがハンナは、旅先で出会った婚約者を連れてNYに戻ってくる。彼女に筆頭花嫁介添人をお願いされたトムは、彼女を取り戻すチャンス欲しさに引き受けるが…!?
<感想> 評価 ★3
軽いラブコメです。おかしくて笑えたり、すこ〜しだけ切ない気持ちになったりそれなりに楽しめました。ラブコメって、自分が映画の主人公になって入り込んでしまうことがないので気分転換にはいいかも知れません。
Storyは、気の合う友達だった相手と離れたことで存在の大きさを知り気持ちが恋愛感情に変わると言う王道です。予想通りの展開でまさしくと言う感じ。
前半のハンナとトムのデート?シーンがいい感じで良かったです。
とは言え、ハンナのフィアンセがスコットランドの公爵だったり、ハンナを取り戻すラストがベタな展開だったりとベタすぎなところが少々ツライ点。主役ふたりがキライだと楽しむのもむずかしい作品かも知れません。
後半にスコットランドが出てきます。素晴らしい風景に魅了されました。アイルランドといいスコットランドといい素敵なところですねー。いつかぜひ行きたいなぁー。
1993年/スペイン
監督 :ペドロ・アルモドヴァル
CAST:ヴェロニカ・フォルケ、ピーター・コヨーテ
アレックス・カサノヴァス
<STORY>
メイクアップ・アーティストのキカは仕事を通してアメリカ人の作家ニコラスに出会い、関係を持ち始める。彼の妻は数年前に自殺し、彼は彼女の残した大きな家で義理の息子ラモンと暮らしていた。キカは、その後年下でハンサムな人気カメラマンであるラモンと同棲し始めるが…。
<感想> 評価 ★2
スペイン映画が好きで、ペドロ・アルモドヴァル監督が好きなので、DVD化されたことで鑑賞。
P・アルモドヴァルらしい色彩。衣装はすべてジャン・ポール・ゴルチエと言うオシャレな作品。
ストーリーがどうのと言うよりも、キカと言うヒロインを取り巻く人間関係を中心に構成されている。とにかく、近親相姦、レイプ、レズビアン、覗き、殺人狂、、と変態要素が詰め込まれていて、そこに多少のサスペンス風味をプラス。なんともけばけばしく騒々しい作品でした。
2005年/スペイン
監督 :ジャウマ・パラゲロ
CAST:キャサリン・フロックハート、リチャード・ロクスバーグ、
エレナ・アナヤ
<STORY>
イギリスのワイト島。老朽化のため閉鎖目前のマーシー・フォールズ小児病院に、急遽臨時で雇われた看護師エイミー。到着早々、病院の子どもたちが一様に神経質で何かにおびえた様子なのを訝しく感じる。そんな中、彼女は難病の少女マギーから、シャーロットという霊の存在を打ち明けられるのだが…。
<感想> 評価 ★2.5
イギリスが舞台で英語だけど、スペイン監督による映画です。(「ダークネス」の監督)
イギリスって19世紀に建てられた古い建物を現代にも使用してることが多いけど、病院に関しては外観がクラシカルだと重厚感よりもむしろ恐怖感を持ってしまう気がしませんか?この映画の中の病院、19世紀の建築で近寄りがたい雰囲気を醸し出しまくり。冒頭から<出そう>な空気。
音で恐怖を煽る作品。骨折の音、金属音・・・e.t.c。だけど、あまり怖くないです。映画の冒頭はホラー好きの友達に教えようかと思ったけれどラストは(おぃ・・)っとツッこんでしまいました。ホラー映画苦手な方向きです。
1999年/米
監督 :ウッディ・アレン
CAST:ショーン・ペン、サマンサ・モートン、ユア・サーマン
<STORY>
1930年代のシカゴが舞台。
ギターを弾かせれば世界2位と自ら言うように、天才的なギターリスト=エメット・レイ(ショーン・ペン)は、派手で目立ちたがりやで自堕落な生活を送っている男である。仕事はすっぽかすか、遅れるかのやっかいもので、趣味はピストルで鼠を撃つことと汽車を見ることと言う変わりもの。ある日、友達とナンパしに出かけた時、ハッティと出会う。気立てがよく、可愛いハッティにエメットは惹かれて行くが、ハッティには口がきけないと言うハンデがあった。
<感想> 評価 ★2.5
ショーン・ペンはいい俳優。しかし、監督:ウッディ・アレンの感覚を私はわからない。こんな男はいるだろうし魅力もわかるが、この男に惚れたハッティがわからないし女をバカにするのもたいがいにしてねっと言う感じ。
ただしハッティ役のユア・サーマンってチャーミングないい女優だと思う。
2000年/米
監督 :サム・ライミ
CAST:ケイト・ブランシェット、キアヌ・リーブス、
ジョヴァンニ・リビシー、ヒラリー・スワンク、
グレッグ・キニア、ケティ・ホームズ
<STORY>
人の運命を見抜く特別なギフト=“超感覚”を与えられた彼女だけが、この謎を解き明かす
ジョージア州の小さな町。アニー(ケイト・ブランシェット)は、夫亡くしてしまってからカード占いで生計を立てている。
アニーの優しい心とカードを頼り、バディ(ジョヴァンニ・リビシー)やヴァレリー(ヒラリー・スワンク)は、いつも相談をしにきていた。ヴァレリーは夫・ドニー(キアヌ・リーブス)の暴力に悩み、バディは精神の病に悩んでいた。そんなある日。息子の担任教師であるウェイン(グレッグ・キニア)の恋人ジェシカ(ケィティ・ホームズ)が行方不明事件を起こす。ジェシカの父親は保安官とともに占い師のアニーの元を訪れ、ジェシカの捜索を依頼する。
<感想> 評価 ★3.5
癒し系のサイキック映画は最近の流行りなのだろうか?
「シックスセンス」「アンブレイカブル」に似た傾向の映画。
でも、私は主人公が女性で母親だからだろうか?この「ギフト」が他の2作に比べてよかったように思う。
ネタバレになるのであまり語れないのが残念なのだが、私はバディの気持ちが切なくてたまらなかった。
自分の過去を自分で受容するのってむずかしいんだなと思う。
バディを演じたジョヴァンニ・リビシーは素晴らしい演技だ。
主演のアニーを演じたケイト・ブランシェットは押さえた演技がよかった。
サイキッカーなのだけれど、とても自然に生きている女性を素敵に演じていた。
*気まぐれな狂気*
1997年/米
監督 :キーファ・サザーランド
CAST:ヴィンセント・ギャロ、キム・デイケンス、
ミケルティ・ウィリアムソン、キーファー・サザーランド
<STORY>
麻薬所持の刑期を終えて8ヶ月のレイモンドは自分をハメた麻薬の元締めから麻薬をせしめ大金を手に入れ、メキシコでの自適生活を夢見、彼女のアディ・キレたギャング・カーティス・マーカスと共に強盗を決行するが、手違いから潜入警官を射殺してしまう。大量の麻薬を持って逃亡する彼らを、ギャングと麻薬捜査官の両方が追い詰めていく。
<感想> 評価 ★3
ヴィンセント・ギャロはオトコの色気がある。彼の映画を見るたびにギャロの彼女になって「Baby」と呼ばれたいさえ思ってしまう。STORY自体良くあるロード・ムービー系で雪だるま式に犯罪犯してしまう映画なんだけど、1つ違うとすれば潜入捜査官が逃亡メンバーのひとりって事と、人質が変化する部分か。こう云う映画はラストの着地点が私にとっては重要。どこに落ち着くんだろ?中途半端に終わらせたら全部がパアーだぞっと思いながら観たが、ラストはいい感じで着地してくれたので評価が上がった。
2004年/米
監督 :ニック・カサベテス
CAST:ライアン・ゴスリング、レイチェル・アクアダムズ、
ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー
<STORY>
老人療養施設で生活をしている老婦人(ジーナ・ローランズ)はアルツハイマーを患っていて全ての記憶を失っていた。とある老人デューク(ジェームズ・ガーナー)は医者に無意味だと言われながらも老女の記憶を呼び戻す手助けになればと読み聞かせをしている。語られるのは、1940年の夏、南部の小さな町で出会った17歳のアリー(レイチェル・アクアダムズ)と地元の材木業で働くノア(ライアン・ゴスリング)の恋物語。ノアの暮らしは貧しくアリーの両親はふたりの付き合いに反対。アリーの両親はふたりを強引に別れさせてしまう。ノアは町を去ったアリーに1年間毎日手紙を書き続けたが、それに返事が来ることはなかった。やがて戦争が始まりノアは戦地へ。時が流れ帰還したノアはアリーを忘れられずにいたが、アリーは恋人と婚約をし幸せの中にいた。
<感想> 評価 ★4
私は邦題否定派だが今回は素晴らしいネーミングだと思う。映像がとてもキレイで心洗われる。渡り鳥の住む湖にボートで出かけるシーンは何度も見たいと思う。アリーとノアの若いふたりの恋愛はありがちな設定だが誰かを本気で愛する気持ちは伝わってきたし、老女とデュークの関係がわかる中盤以降はベテラン俳優のふたりにやられた。
ネタバレになるのでこれ以上語れないのが本当に残念。
以後、ネタバレ ↓
1998年/米
監督 :アンソニー・ドレイザン
CAST:ショーン・ペン、ケヴィン・スペイシー、
ロビン・ライト・ペン、ゲーリー・シャンドリング、
チャズ・パルミンテリ、アンナ・パキン、メグ・ライアン
<STORY>
ハリウッド・ヒルズに住む花形キャスティング・ディレクターのエディーは、ドラッグ漬けの日々を送っている。皮肉屋の親友兼居候ミッキーが、恋人ダーレーンと浮気していることに悩み、友人アーチーが連れてきた家出少女ドナや悩み多き友人フィル、娼婦ボニーといった仲間たちとの日々を淡々と描いていく。
<感想> 評価 ★カス
キャスト最高!大好きな俳優のオンパレード!会話劇も好き!と言うワケで、ちまたの最悪な評価にもめげずに観てみました。
サイテーです。2時間をムダにした気分。なんやねんな、この映画は?
文句を言うにしても最後まで観ようと思い、本意ではないものの、吹き替えにして最後まで観ましたよ。観ましたけどね、意味不明。
ショーン・ペンお得意のナイーヴで小心者でって役なワケだけど、ウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジウジ〜うるさいんだよっ!としか思えず。
久々のカス作品です。