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    カールじいさんの空飛ぶ家
    UP  *カールじいさんの空飛ぶ家* 
    2009年/米
    監督:ピート・ドクター
    ディズニーピクサー

    <STORY>
    亡き妻エリーとの思い出が詰まった家にひとり静かに暮らしている78歳のカールじいさん。だが、周囲の再開発でその生活が失われそうになったある日、エリーの夢だった南米奥地の秘境を目指すため、人生最後の大冒険に出ることを決意。家に大量の風船をつけて大空へと飛び立つ。

    <感想> 評価 ★4
    ほんとにキレイな画像です。映画館で見たらどんなに感動しただろうと思ってしまいました。カールじいさんの目の表現力、ワンちゃんのしぐさのひとつひとつ。風船の鮮やかさに風船の色のついた影・・・
    すばらしいです。
    Storyの予備知識ゼロ観たので、想像していたのと若干違いましたがピクサーは期待を裏切りはしないです。
    なんと言っても冒頭の10分!主人公のカールじいさんがエリーと出会い、死別するまでの大切な一生を会話やテロップなしの映像で見せられます。これを観ただけで、ふたりが困難を乗り越え、慈しみながら生きてきたことが伝わります。これはすごいです。この10分で一気にこの作品に引き込まれました。やるな〜ピクサー。
    ピクサーだしアニメだし子どもが観るなんて思ってはいけません。この作品の本当の良さはオトナでなければ絶対にわかりません。奥が深いです。
    人は人生を全うするまでが人生。そして死ぬまでが冒険。気持ちの持ち方ひとつで人生は楽しめるんだとそう思わせてくれるすばらしい作品でした。
     
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      posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(1)
      渇き
       BAK-JWI  *渇き*
      2009年/韓国
      監督:パク・チャヌク
      CAST:ソン・ガンホ、シン・ハギュン、キム・オクビィン
          キム・ヘスク、オ・ダルス

      kawaki.jpg<STORY>
      神父のサンヒョンは己の無力感からエマニュエル・ウィルス(EV)の被験者となる。死亡率の高いEV実験の中で、サンヒョンは発症しながらも生き残った初めての被験者として奇跡の象徴となる。しかし彼が生き残ったのは、輸血を受けた謎の血液の効果だった。かくしてサンヒョンはヴァンパイアへと変貌する。

      <感想> 評価 ★2
      韓流ドラマには興味がないけれど、映画は観ます。とくにパク・チャヌク監督の作品は好きで、「オールド・ボーイ」の世界観に惹かれ、チャヌク監督作品の復讐三部作(「復讐者に憐れみを」「親切なクムジャさん」)も観ました。他に「JSA」が有名な韓国監督です。
      そんなワケで、本作はパク・チャヌク作品ですし予告を観たときに興味を持ったので鑑賞。

      ん〜@これはコミカルホラーですか?
      映画の半分ぐらいから内容がコミカルホラーに変わってちゃいました。
      とにかく133分の長編ですが、ムダなシーンが多いと言うかそれだけの長さが必要だったのか?とも思います。
      女性と関係を持つことを赦されていない神父と、夫と義母から家政婦同様の扱いを受けている人妻との禁断の愛と聴けばエロティックなシーンを思いますが、133分の中でそのシーンは10分もありませんし、ぶっちゃけそれほど過激ではありません。
      それじゃこの作品は何を表現したかったのか?と言うことになりますが、聖職者の地位にいながら、ヴァンパイアになってしまったことで、人の血を求めたり、人妻を愛してしまったことに苦悩してゆくサンヒョンに比べ、閉鎖的で抑圧された環境の中で過ごしてきたテジュがサンヒョンと出逢い官能の世界に目覚め、その後ヴァンパイアとなり、殺人をいとも簡単に実行するなど欲望のままに行動する姿との対比にあったのかと思います。
      部分的には映像も切り口も惹かれるものがある作品でしたがトータルで考えたとき、長さも展開もイマイチ納得できない作品でした。


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        posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
        彼女を見ればわかること
        Things You Can Tell Just by Looking at Her
         *彼女を見ればわかること*
        1999年/米
        監督:ロドリゴ・ガルシア
        CAST:グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャリスタ・フロックハート
             キャメロン・ディアス、エイミー・ブレネマン、キャッシー・ベイロー

        <STORY>
        愛を追い求める女医(クローズ)、クール過ぎるキャリア・ウーマン(ハンター)、息子の成長に戸惑う母(ベイカー)、同性の恋人の看病をする占い師(フロックハート)、愛に絶望している盲目の美女(ディアス)と五人の女性のそれぞれの人生の断片をオムニバス形式で描く。

        <感想> 評価 ★3
        評価も高く良い映画と聴きいたので随分前からTーDISCASでリストに載せていた作品が1年越しで届いた。
        グレン・クローズ、エイミー・ブレネマン、ホリー・ハンター、キャメロン・ディアス豪華な女優陣の名前が並び、女性として生きる姿を描くと言われてば期待をしてしまうと言うもの。期待しすぎは良くないけれど、全体的には言いたいことの伝わる良い作品でした。

        登場人物が多いので一見群像劇風ですがそれぞれのエピソードが独立しているオムニバス映画です。

        エピソード1・主演:グレン・クローズ
        痴呆の母親の介護をしながら、思いを寄せる男性からの電話を待つ孤独な女医エレーヌ・キーナーを好演。
        エピソード2・主演:ホリー・ハンター
        銀行の支店長。キャリアウーマンで美人のレベッカ。しかし彼女の3年越しの恋人とは不倫関係。全てを理解し満足していたつもりだったが妊娠することで心が揺れはじめる。

        ※私はこの話しが1番良かった。中絶手術をした後、まだフラフラの身体で街を歩くレベッカが、突然人目もはばからず嗚咽して泣くこのシーンは、伝わるものがあった。
        仕事じゃ男も女もないだろうが、こう言う時、女であるツラさを思う。

        エピソード3・主演:キャッシー・ベイカー
        童話作家を目指すシングル・マザー、ローズに。思春期である15歳の息子との関係にも変化が出てきた中、向かいに引っ越してきた小人症の男性アルバートのことが気にかかる。
        ※同じ年頃の息子を持つ私。結局、ローズも自分の人生を生きるべきだと息子に教えられる話しかな?と理解。

        エピソード4・主演:キャリスタ・フロックハート
        タロット占い師のクリスティーンはレズビアン。余命幾ばくもないリリーと暮らす。
        エピソード5:主演:エイミー・ブレネマン&キャメロン・ディアス
        盲目の妹キャロル(C・ディアス)とふたりで暮らす刑事の姉キャッシー(E・ブレネマン)。
        ※私は盲目だけど行動力のあるキャロルは人との関係の距離感がわからずに人とつながり続けられず、姉のキャッシーは盲目の妹を放っておけずに自分を閉じこめている姉妹に見え、切なかった。

        エピソードが始まる前の冒頭で、刑事のキャッシーが現場に駆けつけると女性が自殺していた。それは友だちのカルメン。
        これだけの情報しかないカルメンだが、5つのエピソードの中のどこかしらの場面で、赤いドレスを身にまとい、今にも倒れそうな雰囲気で歩いて通り過ぎると言うショットで登場する。カルメンとは誰で、ナゼ亡くなったのかについてはほとんど語られていないのだが困難な状況の中で自ら死を選んだ女性として対比させたかったのだろうと理解。

        見終わって幸せな気持ちにはなれない作品ではあるが、どんな女性もいろんなものを抱えながらそれぞれの人生をその時々の年齢で生きているんだと感じさせてくれる作品でした

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          posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
          陰日向に咲く
          陰日向に咲く

          2008年/日本
          監督:平川雄一郎
          CAST: 岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや
               緒川たまき、塚本高史、西田敏行、三浦友和

          <STORY>
          大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。

          <感想> 評価 ★2
          ベストセラーとなった芸人:劇団ひとりの同名連作短編集を映画化作品。
          人間模様を描いた群像ドラマでした。
          先に言っておきますが、小説は読んでいません。

          人が人を大切に想うきもち。それに気づいていても応えられない、もしくは応えることができなかったことへの悔しさ、悲しさ、情けなさがたくさん詰まっている作品でした。
          しかしコレ、2時間を越える長さは必要なかったんじゃないのかな?と。
          映画の中で登場人物の感情を多く説明しすぎる演出が多くて、それがすごく鬱陶しかったです。どう捉えてもどうぞって演出の方が私は好きだなー。

          そもそも群像劇が好きなので、登場人物達がどこらへんでつながり出すのかを考えながら見るのはおもしろかったけれど、多くの登場人物がいるにも関わらず、どの人物にも感情移入できないままで残念でした。
          モチロン、息子を思う元ストリッパーのジュピターさんや、感情の行き違いから連絡が途絶えた息子を思うリュウタロウの”感情”と言うものは理解できるし、涙を誘われはしたけれど・・・。
          パチンコをはじめとして依存症・中毒ってほんと怖いですね。1番感じたのはコレかも。
           
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            posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
            悲しみが乾くまで
            THINGS WE LOST IN THE FIRE  *悲しみが乾くまで* 
            2006年/米
            監督:スサンネ・ビア
            CAST:ハル・ベリー、ベニチオ・デル・トロ、ディヴィッド・ドゥカヴニー

            <STORY>
            オードリーは、夫と二人の子供たちに囲まれ、幸せな日々を送っていた。しかし、夫が事件に巻き込まれ射殺される。愛する人を失った悲しみから立ち直れなかったオードリーは、夫の幼馴染みで親友のジェリーを思い出す。彼は弁護士だったが、今はドラッグで堕落していた。オードリーはそんな彼を好きではなかったが、自分と同じように夫を深く理解し、愛していてくれたことを知り、親近感を持ち始める。それは、オードリーにとってもジェリーにとっても必要な時間だった。

            <感想> 評価 ★3
            感想を書きにくい作品です。
            愛するものを失った想像を超えた喪失感・絶望感。しかし、人はそこから立ち上がっていかなければならないワケです。この作品では、夫が家族の次に大切にしていた親友のジェリーと悲しみを分かち合い、支え合い、夫の理不尽な死に対する怒りをぶつけることでオードリーもジェリーも互いが再生していく様を描いていました。
            ナゼか私の心の中に作品が落ちてこなかったので、最後まで淡々と見てしまいましたが
            いい作品であったと思います。
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              posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
              カオス
              CHAOS *カオス*
              2005年/米
              監督 :トニー・ジグリオ
              CAST:ジェイソン・スティサム、ウェズリー・スナイプス
                  ライアン・フィリッタ、ジャスティン・ワデル
                  ヘンリー・ツェーニー

              <STORY>
              米シアトルのグローバル銀行を強盗グループが襲撃、人質を捕って立てこもった。リーダーのローレンツは、ベテラン刑事コナーズを交渉人に指名する。コナーズは謹慎中の身だったが新米刑事デッカーとコンビを組んで現場に復帰する。コナーズはSWATと共に強行突破を試みるが、乗り込んだ瞬間、ビルは爆破され犯人たちは混乱に紛れて鮮やかに逃亡した。しかし、金庫からは現金も宝石も何も盗まれていなかった。犯人たちの真の目的は?
              <感想> 評価 ★3.5
              こう言う映画、好き。「インサイド・マン」「SWAT」と微妙に似てるが、「過去と未来」「点と線」が後半になるほど結びついていくStoryに、騙し騙され、裏をかかれるなどは私の好みなので楽しめました。
              この作品、ネタバレしてしまうと楽しめません。あらすじも軽く知る程度で十分。
              シブイおぢさん=ジェイソン・スティサムがいい味を出してます。期待せずに観ることが楽しめる秘訣かも知れません。 
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                posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
                ガタカ
                GATTACA *ガタカ*
                1997年/米
                監督 :アンドリュー・ニコル
                CAST:イーサン・ホーク、ジュード・ロウ、ユア・サーマン、
                    ローレン・ディーン、アラン・アーキン 

                <STORY>
                遺伝子工学の発達によって優秀な遺伝子を組み合わせて生まれた「適性者」が支配し、人間の生活も固定化されてしまった未来世界。
                そんな世界で、自然出産で生まれた「不適性者」のビィンセント(イーサン・ホーク)は、宇宙飛行士になる夢をかなえるため、遺伝子適性をごまかして宇宙局「ガタカ」へ入社。しかし、ある日社内で殺人事件が起きて、ヴィンセントが犯人と疑われてしまう。
                <感想> 評価 ★4.5
                GATTACAとは、人が人。犬が犬であると決定づけるDNAの4つの物質の頭文字を取り付けた社名。アデニン・グアニン・チミン・シストミンのことだと言う。
                近未来ものなのに温かな温度を感じる映画だった。デジタル化され、遺伝子まで操作される世の中にあっても人間である以上、夢を見、その実現の為に努力すれば不可能も可能になる。そして人を愛する気持ちは不変だと言うことを描いた映画と感じた。

                アイリーンに想いを寄せたジェローム(ビンセント)が彼女を抱いた翌朝、ベッドに落とした自分の髪の毛を見つけ不安に駆られ浜辺で身体中の体毛・皮膚片を削ぎ落とすシーンは見ていて切ない。またラストの検査官とジェロームのやりとりが小粋でよかった。

                モチロン、多少無理矢理なところがある。
                ジュード・ロウとイーサン・ホークがどれだけ遺伝子的に同じでも見た目が違うんだからバレない訳ないだろ〜よ?っと言う細かい部分はこの際削ぎ落として観て欲しい。
                映画の中でイーサン演じるジェロームが弟に訴えるセリフ
                「僕に何ができる?と決めつけるな。僕は誰からの救いも求めていない」
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                  posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
                  カッコーの巣の上で
                  ONE FIEW OVER THE CUCKOO'S NEST
                   *カッコーの巣の上で*

                  1975年/米
                  監督 :ミロシュ・フォアマン
                  CASTY:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フィッチャー、
                       ウィル・サンプソン、ダニー・デーヴッド、
                       ブラッド・ダリフ、クリストファー・ロイド
                  第48回 アカデミー賞受賞作品 

                  <STORY>
                  1963年9月のある日、オレゴン州立精神病院に連れられてきた男の名は
                  ランドル・P・マクマーフィー(ジャック・ニコルソン)。
                  彼は刑務所の強制労働を逃れるために狂人を装って入院となったのだが、精神病院はもっと悲惨な状況にあった。
                  絶対権限を持って君臨する婦長(ルイーズ・フィッチャー)によって運営され、
                  患者たちは無気力な人間にされていたのだ。
                  さまざまな手段で病院側に反抗しようとするマクマーフィーに、患者たちも心を少しずつ取り戻し始めた。
                  そんな彼の行動に脅威を感じた病院は、電気ショック療法を開始するが、マクマーフィーも脱走を計画し始める。
                  ケン・キージー原作のベストセラーを映像化。 感動のラストシーンが印象的。
                  <感想> 評価 ★2.5
                  1975年度、アカデミー賞主要5部門を独占した名作。
                  私がこの『カッコーの巣の上で』を見ようとしたきっかけの中に、リュック・ベッソン監督はこの映画に感銘を受け、映画監督の道を志すきっかけになったと聴いたからだ。テーマは重いし、正直、本当の意味で映画を理解したかと言うと(?)がついてしまう映画だった。
                  だが、25年も前の作品なのに、STORYは古さを感じさせない。少なくとも日本では、<病院>っと言う場所はいまだに閉鎖的であるし、特に精神科において、映画の中での治療方針がまかり通ってるように感じる。ジャック・ニコルソン演じるマックは、病気の定義にあたる精神異常者ではない。しかし、苦しいことを避けて生きていきたいと考え、短気で暴力的という性格。社会適応膂力は高いとは言えないことが問題なのである。

                  彼の出現で、多くの精神科の患者は、無気力に社会から逃げることを選んでいた毎日から
                  自分で行動し 強く生きていこうという態度に変化はする。
                  しかし、弱いビリーは、自殺を図り、煙草を取り上げられたということだけで
                  混乱を起こしてしまうものもいて、なかなか生きていくことはむずかしいのである。

                  結局・・・・心の弱い人間は こんな精神科という病院で 医者・看護婦の権力のもとに
                  ロボットのように暮らすしかないのか・・・っと思わせる最後、
                  マック(ジャック・ニコルソン)の意思をただひとり貫いて生きようと自由の世界へ動き出すものがいる。それがチーフ(ウィル・サンプソン)である。人間としての尊厳ある生き方を選択したのだろう。そこには確かにマクマーフィの精神が引き継がれていたように思える。本当の意味でのお薦め映画ではないけれど、たまにこんな文芸作品の映画に触れてみるのも 人生じゃないか?っと考えるひとには観て欲しい映画です。
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                    posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
                    仮面の男
                    THE MAN IN THE IRON MASK *仮面の男*
                    1999年/米
                    監督 :ランダル・ウォレス
                    CAST:レオナルド・ディカプリオ、ジェレミー・アイアンズ、
                        ジェラール・ドバリュデュー、ジョン・マルコヴィッチ、
                        ガブリエル・バーン

                    <STORY>
                    17世紀、パリ。
                    国民の不作、貧困をよそに、傲慢な暮らしに興じる若きフランス国王ルイ14世。そのためにパリは、飢餓状態に陥り、相次ぐ暴動が起こっていた。事態を重く見た三銃士は、鉄仮面を被せられて監獄に幽閉されているルイの双子の弟フィリップを、国王とすり替える計画を立てる。
                    ルイへの忠誠と友情との間で苦悩し、三銃士と敵対するダルタニアン。
                    実は、彼にはある秘密があった…
                    <感想> 評価 ★4
                    現実にあった話を映画脚色した作品。
                    ルイ14世の話しには数々の伝説があるが、真実もいくつかある。
                    フランス革命で蜂起した民衆が、バスティー ユ牢獄を破壊した時、
                    その記録文書の中に”囚人番号:64389000:仮面の男 ”という謎の人物を発見した。
                    その囚人の素性は、今も謎に包まれたまま。
                    また、ルイ14世は当初なかなかの暴君だったようだが、
                    ある時から、太陽王と呼ばれるまでの名君に変わっていったという。
                    そのふたつの真実をモチーフに 脚色した映画。
                    ちなみに、フラ ンスで仮面の男は誰だったのか? という謎は、日本で、邪馬台国はどこにあったか?
                    というくらい有名な謎という。

                    娯楽映画の醍醐味!を感じさせる楽しい映画。
                    おもしろいし、三銃士役のおじさま方が、とても渋くていい味を出してます。
                    レオも、肩肘はらず彼らしいいい演技をしてる。
                    人情もので ホロっとさせる場面もあり おもしろい 軽くみれる映画。
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                      仮面の真実
                      THE RECKONING *仮面の真実*
                      2004年/英・スペイン
                      監督 :ポール・マクギガン
                      CAST:ウィレム・デフォー、ポール・ベタニー
                          ブライアン・コックス、ヴァンサン・カッセル 

                      <STORY>
                      1380年イングランド。人妻との姦通が発覚し、逃亡した神父のニコラスは、追っ手から隠れた森の中で旅回りの一座と出会い、一座に加わる。興行のためにノルマン人のギース公爵が領主を務める町に立ち寄る。その町で少年の強盗殺人罪で聾唖の女性マーサに死刑の判決が下る場面に出くわす。この事件に感心を持ったマーティンは、興行成績をあげる目的で芝居の演目を聖書の教訓話から少年の強盗殺人事件に切り替え演じる。騒然とする民衆。ニコラスは、マーサの無実を確信し、隠されたこの町の真実が見え始める。
                      <感想> 評価 ★3.5
                      日本劇場未公開作品。実力俳優がその力を存分に見せている作品。
                      前半はウィレム・デフォーとポール・ベタニーの圧倒的な存在感と醸し出す空気感に一気に引き込まれ、散りばめられる伏線の先にあるものにワクワクさせられサスペンスタッチで進み、後半は一転、重い題材で古典的に展開される。私は好きなタイプの映画だったので楽しめた。
                      ウィレム・デフォー。この映画でも素晴らしい。彼が画面に出てくるだけで彼の醸し出す空気感に引き込まれる。彼は、彼の持つ全てのもので表現する、まさに表現者と言える。「スパイダーマンシリーズ」「処刑人」などで見せたオーバーパフォーマンスも演じられるし、人間の本質にも迫れる数少ない俳優だ。
                      また、ポール・ベタニーは「ダ・ヴィンチコード」の司祭役で一躍有名になったが、オーソドックスと斬新さを兼ね備えた才能あふれる俳優。
                      見た目で判断しがちな私だが、彼の作品はこれから要チェック。
                      また、出番もいいところもない役どころだったヴァンサン・カッセルが出演してるのもラッキー♪な1作。
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                        posted by nagi | 映画「か行」ー(カ) | comments(0)
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